北大口腔外科内田先生より【親知らず】についてのお話です😄
親知らずとは20歳前後で生えてくる前から8番目の歯のことを言います。
昔の人類は顎が大きかったため、親知らずが生えるスペースがありました。
しかし進化によって人類は顎がどんどん小さくなり、親知らずが生えるための場所が足りない人がほとんどになりました。
そのため、親知らずは一部分しか生えなかったり、そもそも口の中に出てこず、顎の骨の中に埋まったままになったりするようになりました。
一部分しか生えなかったり、歯茎のすぐ下に埋まっている親知らずは汚れが溜まりやすいので、虫歯になったり歯茎が腫れたりするようになります。
そして、一度痛くなった親知らずは一時的に症状が治まっても、定期的に痛みや腫れが繰り返すようになり、さらには少しずつ症状がひどくなっていきます。
また、手前の歯の虫歯や歯周病の原因にもなります。
こうなってしまった親知らずは抜く以外に治療法はありませんが、埋まっている親知らずは歯茎を切ったり骨を削ったりして抜く必要があります。
その故に、抜くのが嫌になって後回しになりがちなのですが、歯は年齢を重ねると骨とガチッとくっつくようなり、抜くのが大変になります。さらに年齢を重ねれば重ねるほど、傷口が治るのも遅くなってしまうので、逆に大変な思いをすることになる可能性もあります。
当院では、残しておくメリットとデメリットを比較したうえで、どんな手術をするのか、リスクを含めてしっかりとお話をさせていただきます。また、リスクの高い処置に関しては口腔外科学会認定医が処置を担当いたします。
お困りの方は是非一度ご相談ください!