今回は当院非常勤医師【遠藤先生🌸】による、口腔機能乾燥症についてです😄

口腔乾燥症とは唾液の分泌量が少なくなり、口の中が乾燥した状態を言います。

様々な原因があり、誰にでも起こりうる可能性があります。例えば服用中のお薬の副作用や、自己免疫などの病気が原因になることもありますし、健康な方でも年齢を重ねていくと安静時の唾液分泌量が減っていくことが知られています。

~唾液の力~

粘膜保護・自浄・水分平衡・潤滑・緩衝・抗菌・消化・組織修復・再石灰化・発がん予防などの作用があります!

つまり、唾液の分泌量が少なくなると……口の中がヒリヒリする・口臭が強くなる・入れ歯が合わない・食べ物がうまく呑み込めない・食べ物がおいしいと感じられない・口の中がネバネバする、といった症状がみられます。

一例として、口の中が乾燥すると口の中の菌のバランスが崩れ、カンジダ菌という菌が増加してしまうことがあります。少数存在する分には問題のない菌ですが、増えすぎると口の中に白い塊として見られるようになったり、粘膜に炎症を起こしヒリヒリ、ピリピリした症状が出たり、口角が爛れたりすることも….

他にも、『食事が美味しくない』というのは、日常生活の中でかなり辛いものです…唾液の出をよくするマッサージや潤滑剤を使用した保湿、口腔清掃、除菌など対策を行うことで症状を軽くすることが期待できます!どこに相談すればよいかわからない…という方もいらっしゃるかと思います。一緒に対応するためにもぜひお声がけください😌