抜けてしまった歯の本数が増えてくると、ブリッジでの対応が難しくなり、義歯(入れ歯)かインプラントを使用して噛む場所を補う必要があります。

インプラントは違和感が少なく有効な方法ですが、決して万能ではなく、また骨や身体の条件から残念ながら全ての方に適応になるわけではありません。

一般的に義歯は「見た目が悪い」「痛くて噛めない」「違和感が強い」という悪いイメージが強いと思います。

当院ではこれらの欠点をできるだけ抑えた義歯を扱っております。例の一つが写真にある「コーヌスクローネ」という特殊な義歯です。残った歯を最大限使用し、条件によっては写真の患者様のように義歯ではありますがほぼブリッジに近い形にすることができます。

構造としては、支えとなる歯に内冠と呼ばれる装置を装着し、茶筒と同様の構造で上から義歯をかぶせて機能させます。外した時の見た目が悪いというデメリットはありますが、歯の清掃がしやすい、

義歯が壊れるなどのトラブルに対応しやすいと言った大きなメリットがあります。

残った歯に負担がかかりすぎないか、きちんと機能できるかどうかも仮の義歯を使いながら確認して治療を進めていきます。

元々はドイツから伝わった義歯で、作製をするのに歯科医師、歯科技工士共に経験と技術が求められるので扱っている歯科医院も少ないのが現状です。

ひとりひとりに合った治療を提供するために、日々研鑽し出来るだけ沢山の選択肢を揃えています。

他院で昔作製した特殊な義歯の修理も承っておりますのでお気軽にご相談ください!