つわりやホルモンバランスの変化で妊婦さんの口の中の環境は大きく変化します。虫歯や歯周病の菌によって早産のリスクが高まるという研究報告もあり、産まれてくるお子さんのためにも口の中を清潔に保つことはとても重要です。
また、妊娠中のお母さんに知っていてほしい事があります。赤ちゃんの抱っこの仕方、寝かせる姿勢、授乳の仕方、離乳食の以降のタイミングや与え方によってお子さんのお口の正常な機能が身につかず、筋肉の使い方や将来の顎の発達や歯並びに影響を与えることがあります。「三つ子の魂百まで」と言われるように、幼少期に身についたお口の機能は死ぬまで続くと言われています。出産後はしばらく忙しい日々が続き、大切とわかっていても日常生活に追われる事が多いものです。実際にお子さんが少し大きくなってから歯並びが気になると来院される患者様は非常に多いのが現状です。そのような時期になると特別なトレーニングや装置が必要になる事が多くなってしまいます。少し時間の取れる妊娠中の今だからこそ将来の赤ちゃんのためにお母さんが知識を持っていることは非常に大切です。もちろん妊娠中だけでなく産後の親子へのアドバイスもいたしますのでお気軽にいらしてください!