左下の歯を１本失ってしまった患者様にインプラント治療を行いました。４年経過しましたが問題なく経過しています。

うまくメインテナンス出来なければインプラントも自分の歯と同じように感染を起こしてしまいます。

インプラントをできるだけ長く機能させるためには、セルフケアしやすいようにインプラントの周りの組織の環境整備が必要になります。写真の患者様では、倒れてしまった奥の歯を部分矯正処置によって元の位置に戻し、インプラントの周りの歯茎を厚くすることでブラッシングしやすい環境を整えています。

インプラントは適応を誤らなければ機能回復にとってとても有効な治療法です。ただそのためには、歯が欠損してしまった理由や、将来どうなっていくか、周りの歯の状態はどうか等、多岐にわたる診断を行う必要があります。単純に抜けてしまった部分を補えば良いというわけではありません。「その場所にインプラントが本当に必要かどうか」というところから始まります。

最小限の本数のインプラントで最大限の効果を得られるのが良いと考えて治療にあたっています。歯を残すことを第一に考えるのは基本中の基本です。インプラントのメリット、デメリット、代替治療も含めてしっかりとお話させていただきますので、お困りの方は一度ご相談下さい！